概要
日本語教育能力検定試験に合格するために
- やったこと
- やらなかったこと
を挙げます。
まえがき
日本語教育能力検定試験の結果が発送された12.23friから本blogのアクセス数が急増しており、日本語教育能力検定試験に興味のある方が一定数いらっしゃることを実感しました。
同時に、週明け月曜から続々とネット上に合格報告、合格体験記が書き込まれ、試験に関係する動画投稿やlive配信も俄かに増えました。
それらのコンテンツを鑑賞する中で、今まで知らなかった試験対策法・勉強法を(今更ながら)多く知り、かつ、どうやら試験対策の定番といえる書籍や勉強法が存在することを(本当にお恥ずかしながら今更)なんとなく認識しました。
また、ネットで流布しているそれらの試験対策法・勉強法と私の勉強法との間に、同じ部分と異なる部分があることに気づいたので、これらを抽出し、
- やったこと
- やらなかったこと
としてまとめようと思います。
1. やったこと
合格するためにやったことは以下の2つだけです:
- 赤本を一読
- 過去問を丸暗記
それぞれについて説明を補足します。
赤本を一読
赤本です:
ここでいう“赤本を一読”は、前回の投稿で書いたとおり極めて雑な一読でして、内容の理解が目的というよりは、のちのちの情報検索・暗記を捗らせるためのウォーミングアップのような役割です。
ネットを見ていても、多くの方がこの赤本を紹介しているので、赤本は本試験対策必携のバイブル的な定番のようです。 たまたまこの本を選んだのはラッキーでした。
過去問を丸暗記
過去問です:
直近5ヶ年を以下の順序で解き、間違えた問題を暗記しました:
大事なのは暗記することです。理解することではありません。
勉強法のバックボーン
(ちょっと過激なことを言いますが、真に受けないでください)
私が実行した勉強法は、端的に言えば、過去問で出たことのある問題さえ解ければ合格できる、という信念に基づいています。
誇張して言えば、過去問で出たことのない問題はどうせみんな解けないので、差がつかない、解けないでいい、とさえ思います。
出たことない問題、今後出るか出ないか分からない問題に時間を使うくらいなら、どんどん過去問を暗記したほうが効率がいいと信じています。
この勉強法なら、赤本一読に1、2週間、過去問丸暗記に1、2ヶ月かかっても、高々3ヶ月弱で合格できる認識です。
日本語教育とは全く関係のない業界で働いていて、無論日本語教師でもない私は、本試験に受かりさえすればよかったので、合格することだけを考えて過去問丸暗記に集中できました。
一方で、本試験を通じて日本語教師としての研鑽を積みたいのであれば、過去問の丸暗記に留まらず、理論的背景の理解に時間を割いた方がいいのかもしれません(もっとも、赤本に書いてある内容をしっかり理解するのに何年かかるか知りませんが)。
(後編に続く)