令和元年度日本語教育能力検定試験を解いてみた。

まえがき

  • 前回、過去問を解いてみて面白かったので、別の年度の過去問も解いてみた。

Result

区分 得点 平均 標準偏差
マーク式総合 168 / 220 137.0 24.1
試験I 72 / 100 62.4 12.2
試験II 32 / 40 23.7 5.5
試験IIIマーク式 64 / 80 50.9 8.6

分析

  • マーク式総合の受験者数が9,380名、合格者数が2,659名らしいので、上位28%に入れるとよさそう:

      >>> 2659 / 9380
      0.28347547974413645
    
  • 自分が上位何%なのか調べる:

      >>> from scipy.stats import norm
      >>> import scipy
      >>> 1 - norm.cdf(168, loc = 137.0, scale = 24.1) # マーク式総合
      0.09916796082612189
      >>> 1 - norm.cdf(72, loc = 62.4, scale = 12.2) # 試験I
      0.2156745225854615
      >>> 1 - norm.cdf(32, loc = 23.7, scale = 5.5) # 試験II
      0.06563777621742684
      >>> 1 - norm.cdf(64, loc = 50.9, scale = 8.6) # 試験IIIマーク式
      0.06384735857850254
    
    • マーク式総合は上位10%だった。
    • 試験Iが上位22%、試験IIと試験IIIマーク式が上位7%だった。
  • マーク式総合の上位60%は試験III記述式を採点してもらえるのだが、試験III記述式を含む総合の受験者数が5,647名、合格者数は2,659名らしいので、試験III記述式を含む総合の中で上位47%くらいが合格しているっぽい:

      >>> 2659 / 5647
      0.4708694882238357
    
  • 試験III記述式を含む総合の平均が163.3点、標準偏差が14.8点らしいので、165点くらいとると合格するっぽい:

      >>> norm.ppf(1 - 2659 / 5647, loc = 163.3, scale = 14.8)
      164.3816487295591
    
  • つまり、試験III記述式(20点満点)で0点でも合格するっぽい。

感想

  • 若干コツを掴んだ感がある。とくに試験II。

またエスペラント検定を受験した

一年前の4級合格以来、ほそぼそと Duolingo で Esperanto を学び続けておりました。
今年は3級に挑戦したので、再び感想を書き残します。

当日の様子

場所は前回と同じ早稲田のエスペラント会館で14時開始。

f:id:q19:20220326200339j:plain

試験開始前のレクで、今回は会話試験を筆記試験よりも前に行う、というアナウンスがあった。

定刻になったが、順番に会話試験を行うので、自分の番まで待機してください、とのこと。

定刻から20分弱待っていたら試験官の方がざわつきだし、 急遽筆記試験を会話試験の前に行うことになった(?)

Onlineで会話試験を行うのが初めての試みで、予想外のトラブルがあった、的な補足説明があった。

筆記試験

1番

  • Vico の意味が分からず、英語の vice から類推して「悪」と誤答。
  • Primesi (?) みたいな単語の意味が分からなかった。

2番

  • 「文章中の間違っている部分に下線を引き、正しい表現を書け」的な問題が2問出題された。例題にない様式だったのでたまげた。
  • 1問目は XXX baldaŭ finos みたいな文章だったので、 finos を finiĝos に書き換えたが、自信がない。

3番

  • 和訳。普段通りの難易度か。
  • 満点がほしい。

4番

  • エ訳。「小学校でのエスペラント授業は試してみる価値がある」みたいな文章が訳しづらかった。
  • 「授業」は leciono か klaso かなどと散々迷った挙句 edukado、「試してみるべき」はさっぱり思いつかず、 farinda。懺悔。

会話試験

  • 形式は例題と同じだった。

1番

  • 例題よろしく単語を読み上げる。

2番

  • 例題よろしく文章を読み上げる。

3番

  • 例題よろしく一問一答。にもかかわらず苦戦。
  • 四季の中でどれが一番好きですかと聞かれ、"mi plej ŝatas someron, ĉar ĝi estas plej varma" とかいう、作問者がほくそえみそうな返答をして撃沈。その場で varme を使うよう指導をいただき、感涙。
  • あと「朝ご飯に何を食べますか」的な質問を受け、初っ端の kion を kiom だと思い込み、 "malmulte......" と言い残し昇天。指導。感謝。

感想

  • 筆記試験は突破したと思うが、会話試験でカスみたいな返答しかできなかったのが心残り。
  • 落ちていたらいよいよモチベ維持に限界来そう。

令和2年度日本語教育能力検定試験を解いてみた。

まえがき

  • 赤本が読み物としてかなり面白かったので、過去問を試しに解いてみた。

Result

区分 得点 平均 標準偏差
マーク式総合 155 / 220 133.5 23.8
試験I 68 / 100 56.3 11.6
試験II 26 / 40 24.9 5.8
試験IIIマーク式 61 / 80 52.2 8.7

分析

Pythonの練習を兼ねて。

  • マーク式総合の受験者数が9,033名、合格者数が2,613名らしいので、上位29%に入れるとよさそう:

      >>> 2613 / 9033
      0.28927266688807707
    
  • 自分が上位何%なのか調べる:

      >>> from scipy.stats import norm  
      >>> import scipy  
      >>> 1 - norm.cdf(155, loc = 133.5, scale = 23.8) # マーク式総合  
      0.1831670743429442  
      >>> 1 - norm.cdf(68, loc = 56.3, scale = 11.6) # 試験I  
      0.15657829048185112  
      >>> 1 - norm.cdf(26, loc = 24.9, scale = 5.8) # 試験II  
      0.4247896751957978  
      >>> 1 - norm.cdf(61, loc = 52.2, scale = 8.7) # 試験IIIマーク式  
      0.15588996521051635  
    
    • マーク式総合は上位18%だった。
    • 偶然にも、試験Iも試験IIIマーク式もほぼ1σだった。上位16%。*1
    • 試験IIは上位42%だった。口腔断面図が難しかった。
  • マーク式総合の上位60%は試験III記述式を採点してもらえるのだが、試験III記述式を含む総合の受験者数が5,573名、合格者数は2,613名らしいので、試験III記述式を含む総合の中で上位49%くらいが合格しているっぽい:

      >>> 2613 / 5573
      0.46886775524851965
    
  • 試験III記述式を含む総合の平均が160.1点、標準偏差が15.4点らしいので、161点くらいとると合格するっぽい:

      >>> norm.ppf(1 - 2613 / 5573, loc = 160.1, scale = 15.4)
      161.30299161614647
    
  • つまり、試験III記述式(20点満点)で6点くらいとったら合格するっぽい。

感想

  • 赤本を一読するだけで、そこそこ点数を取れるようになるっぽい。

印象に残った問題

  • 試験I問題2(4)
    • 4以外は(イないしナ)形容詞なのに4だけ動詞なので4を選択したが、正解は3だった。謎。

*1:パーセントの直後に句点を書くとパーミルっぽくなりますね。

Ubuntu で Esperanto を打てるようにした。

Saluton(?)

Problem

  • UbuntuEsperanto を打ちたかった。とくに、ĝ とか ŝ とか ĉ とか打ちたかった。
  • linux エスペラント」とかでググると、Settings > Region & Language から "Esperanto" を追加する方法が出てくる。これにより、X key で ĉ が、W key で ĝ 打てるようになったりするが、英語や日本語を入力するときにも X key を押下すると ĉ が出てきてしまったり、はたまた再起動すると Super + Space で言語をEsperantoに変更して X key を押下しても ĉ が出てこなったり、といった事象が発生した。

Solution

  1. Activities の検索などから、"Keyboard Shortcuts" を開く。 f:id:q19:20220313220619p:plain
  2. 一番下の "+" をclick。 f:id:q19:20220313220648p:plain
  3. "Command" に setxkbmap -layout epo と入力。
  4. "Name" と "Shortcut"をお好きに設定して、右上の "Add" を押下。以降、設定した shortcut を実行することで、Esperanto keyboard を使えるようになる。 f:id:q19:20220313220711p:plain
  5. 同様の手順で、"Command" に setxkbmap -layout jp と入力された別の shortcut を設定しておけば、Esperanto keyboard から日本語 keyboard に切り替えられるようになる。

Appendix

https://gist.github.com/jatcwang/ae3b7019f219b8cdc6798329108c9aee に使える keyboard layout の list があったので参考にしました。

Ubuntuのkeyboard layoutがusになってしまう問題

Problem

  • Ubuntuのkeyboard layoutがusになってしまい、")"と打とうとすると"("が出てきたり、":"と打とうとすると" ' "が出てきたりする。
  • Terminalで以下のcommandを打つ解決策 1 を試すと一時的に解決するが、再起動するとまたkeyboard layoutがusに戻っている:

      setxkbmap jp
    

Solution

  1. Activitiesの検索などから、Startup Applications Preferenceを開く。 f:id:q19:20220304001742p:plain
  2. Addを押す。 f:id:q19:20220304001821p:plain
  3. Commandに setxkbmap jp と打ち込む。 f:id:q19:20220304001851p:plain
  4. Nameに好きな名前を入れてAddを押す。

検索するとhitするlocalectlを使う解決策 2 など、様々な解決策を試しましたが、いずれもうまくいかず、上記の解決策が(根本的な解決にはなってなさそうなものの一応)効きました。 再起動してもkeyboard layoutがjpである状態が保持されました。

生命保険会計の英語表現

生命保険会計の用語を英語でどう表現するのか知る必要が発生したので、 調査結果をlist upしておきます。
生命保険会社のプレスリリースを参考にしました。

  • Accrue: 発生する, 利子がつく (一部の引当金を指すときに先頭につくっぽい)
    • Accrued retirement benefit: 退職給付引当金
  • Allowance for doubtful accounts: 貸倒引当金
    • General allowance for doubtful accounts: 一般貸倒引当金
    • Specific allowance for doubtful accounts: 個別貸倒引当金
  • Allowance for investment losses: 投資損失引当金
  • Allowance for specific overseas debts: 特定海外債券引当勘定
  • Annuity: 年金(保険)
  • Contingency fund: 危険準備積立金
  • Core profit: 基礎利益
  • Defer: 繰り延べる
    • Deferred tax liability: 繰延税金負債
    • Deferred profit / loss on derivatives under hedge accounting: 繰延ヘッジ損益
  • Income: 収益 (<-> expense:費用)
    • Ordinary income: 経常利益
  • Insurance: 保険
    • Individual insurance: 個人保険
    • Group insurance: 団体保険
  • Living benefit: 生前給付(保障)
  • Medical coverage: 医療保障
  • Other refund: その他返戻金
  • Premium: 保険料
    • Annualized premium: 年換算保険料
  • Policy: 保険契約
    • New policy: 新契約
    • Policy in force: 保有契約, 有効中の契約
  • Reinsurance: 再保険
  • Reserve: 準備金?
    • Contingency reserve: 危険準備金
      • Provision for contingency reserve: 危険準備金繰入
      • Reversal of contingency reserve: 危険準備金戻入
    • Legal reserve for deficiency: 損失填補準備金
    • Policy reserve: 責任準備金
      • Additional policy reserve: 追加責任準備金
      • Provision for policy reserve: 責任準備金繰入
    • Reserve for price fluctuations: 価格変動準備金
    • Reserve for outstanding claim: 支払備金*1
    • Reserve for dividends to policyholders: (保険契約者への)配当準備金
  • Surrender benefit: 解約返戻金
  • Tangible fixed asset: 有形固定資産 (<-> intangible fixed asset: 無形固定資産)

*1:Weblioによれば、"outstanding" には、"傑出した", "目立った"等の意味のほかに、"未払いの"という意味もある。その意味を知らないと、支払備金の性質に照らして、outstanding claim という表現に違和感を覚えるかもしれない。

Duolingo の Esperanto course の Level 1 trophy を獲得した。

以前書いた記事で触れた Duolingo による Esperanto 学習を細々と継続した結果、全ての lesson (の Level 1) を完走した。

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完走した感想

  • 1 lesson / day のペースで進め、ちょうど1年間で終わった。
  • 上記のペースだと1日10分程度なので挫折しにくかった。
  • さらに、lesson を修了した連続日数を示す "fire" が、学習継続を促進した。

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Fire!

  • Duolingo の特徴であるところの "文法解説を割愛する仕様" は Esperanto と 非常に相性が良いと思った。詳細は後述。

Duolingo と Esperanto の相性が良い話

Duolingo は文法解説を割愛する。

たとえば中学校の英語の授業では、文型、品詞、格、不規則変化等の概念を理解・暗記することが要求される。

一方、Duolingo では上にあげたような概念や明示的な文法の解説を扱わず、いきなり邦語 - 外語間の翻訳を(選択肢やヒントを基にして)行う。

したがって、学習対象言語に対する体系的な文法学習を済ませていない学習者、あるいは済ませたものの内容を忘却してしまった学習者は、翻訳の中で経験論的・帰納法的に文法を推測するようになる。

この推測による学習は Esperanto と非常に相性がよいと感じた。 なぜならば、Esperanto は文法から徹底的に不規則性を排除し、推測・類推による文法・語法の理解を促進する体系を有しているからである。

つまり、Duolingo は Esperanto の造語法と相性が良い。

今後

目下、以下の悩みを抱えている:

  • 連続学習日数を示す "fire" を絶やしたくないがために、今後も何らかのlessonに毎日取り組む必要が生じている一方、Esperanto course の Level 2 の内容が Level 1 のそれとあまり変わらないのでモチベ維持が困難。

  • Duolingoの対象が入門・初級レベルであるため、更なる Esperanto 運用能力向上にあたっては、ほかの教材に手を出す必要があるものの、Duolingo ほどモチベを駆り立てる教材に出会えていない。

一点目の悩みについては、さしあたりほかの外国語の lesson に取り組むことで解決を試みており、二点目の悩みについては、さしあたり Lernu! の活用を試みている。