q19’s diary

日本語教育能力検定試験、エスペラント検定、HSKなどに言及するblogです。

Duolingo の Esperanto course の Level 1 trophy を獲得した。

以前書いた記事で触れた Duolingo による Esperanto 学習を細々と継続した結果、全ての lesson (の Level 1) を完走した。

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完走した感想

  • 1 lesson / day のペースで進め、ちょうど1年間で終わった。
  • 上記のペースだと1日10分程度なので挫折しにくかった。
  • さらに、lesson を修了した連続日数を示す "fire" が、学習継続を促進した。

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Fire!

  • Duolingo の特徴であるところの "文法解説を割愛する仕様" は Esperanto と 非常に相性が良いと思った。詳細は後述。

Duolingo と Esperanto の相性が良い話

Duolingo は文法解説を割愛する。

たとえば中学校の英語の授業では、文型、品詞、格、不規則変化等の概念を理解・暗記することが要求される。

一方、Duolingo では上にあげたような概念や明示的な文法の解説を扱わず、いきなり邦語 - 外語間の翻訳を(選択肢やヒントを基にして)行う。

したがって、学習対象言語に対する体系的な文法学習を済ませていない学習者、あるいは済ませたものの内容を忘却してしまった学習者は、翻訳の中で経験論的・帰納法的に文法を推測するようになる。

この推測による学習は Esperanto と非常に相性がよいと感じた。 なぜならば、Esperanto は文法から徹底的に不規則性を排除し、推測・類推による文法・語法の理解を促進する体系を有しているからである。

つまり、Duolingo は Esperanto の造語法と相性が良い。

今後

目下、以下の悩みを抱えている:

  • 連続学習日数を示す "fire" を絶やしたくないがために、今後も何らかのlessonに毎日取り組む必要が生じている一方、Esperanto course の Level 2 の内容が Level 1 のそれとあまり変わらないのでモチベ維持が困難。

  • Duolingoの対象が入門・初級レベルであるため、更なる Esperanto 運用能力向上にあたっては、ほかの教材に手を出す必要があるものの、Duolingo ほどモチベを駆り立てる教材に出会えていない。

一点目の悩みについては、さしあたりほかの外国語の lesson に取り組むことで解決を試みており、二点目の悩みについては、さしあたり Lernu! の活用を試みている。